機能性ディスペプシアの場合の食事法は?
半年ほど食欲不振や食後の不快感などが続き、先月受診したところ、機能性ディスペプシアと診断されました。現在、服薬治療中ですが、食事のとり方など、自分で取り組めることを教えてください。
女性/20代
2023/11/25
機能性ディスペプシアがある場合の、自分でできる食事療法についてご説明します。
●栄養バランスのよい食事を3食とることが大切です。朝食を抜くなどの欠食は避けましょう。
●規則正しい食習慣は体内リズムを整え、消化器の働きを高めます。長時間、胃に食べ物が入ってこないと胃酸過多になり、胃粘膜を痛める要因にもなります。
●一度にたくさん食べると、胃に大きな負担がかかります。腹八分目を意識してください。
●消化のよいものを選び、少量ずつ食べるようにし、徐々に慣らすようにしてみるとよいでしょう。
●食品は、食物繊維や油脂が少ないものが適しています。次のようなものを選び、軟らかく煮たり、蒸したり、スープにするなどの調理法がおすすめです。
・主食……軟らかいご飯、パン、うどんなど。
・主菜……かれい、たらなどの白身魚、鶏肉(皮なし)、赤身のひき肉、薄切り肉、卵、豆腐など。
・副菜……大根、かぶ、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、じゃがいもなど。
・乳製品、果物……乳製品ではヨーグルト、果物ではバナナ、りんごなど。
●ゆっくり、よくかんで食べると胃に負担がかからず、消化を助けてくれます。熱すぎるもの、冷たいものは胃の粘膜を刺激するので控えるほうがよいでしょう。
●食塩が多い食品、甘みが強い食品、香辛料が効いている食品などは、胃酸の分泌を促すので避けるようにします。
●刺激物のアルコールや炭酸飲料、コーヒー、濃い紅茶や緑茶などは控えましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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