Question

自律神経失調症のため育休明けが不安

産休中ですが、その前から職場のストレスなどで自律神経失調症になり、休職していました。現在も自律神経失調症の治療中で、育休明けに復帰できるのか不安です。

女性/40代

2023/11/18

Answer

産休中でありながら、自律神経失調症の症状が軽快せず、育児休暇明けの勤務を心配されているとのこと。

自律神経の失調症状は、過労や心身のストレス、生活習慣の乱れ、環境変化、体質などさまざまな原因が複合して起きるといわれます。原因が特定されれば、その原因を取り除いたり避けたり、対策をとったりすることが最もよい対処方法です。

現在の職場復帰への不安感については主治医にご相談済みでしょうか。また、職場の産業医や保健師など産業保健スタッフがいるようであれば、そちらに相談することも1つだと思います。


一般的には、不規則な生活や習慣は自律神経系の症状を悪化させる要因となります。まずは、毎日の生活習慣を整え、心身を安定させるよう意識することが大切です。

●食事、睡眠の時間をほぼ一定にし、リズムのある生活にする。

●適度に運動して、血流をよくする。

●趣味を楽しむなど心身をいたわる、など。


現在は妊娠中で、ホルモンの変動、心身の変化や疲労など、体調管理が難しい時期かもしれません。不調があるときは無理をせず、できるだけリラックスするように意識してみましょう。疑問や心配は産科医にもお話しください。

出産後は赤ちゃん中心の生活スタイルになると思われ、特に最初の2~3カ月は昼夜にわたって授乳やおむつ替えなどで疲労もたまりやすくなります。パートナーやご家族の協力が得られるのであれば、分担するほか、お住まいの地域の助産師や保健師など、子育て支援機関に気軽に相談するとよいでしょう。家庭訪問などの産後サポートが受けられます。


病気療養中であれば、職場に復帰できるかはそのときの状態で主治医が判断します。先のことをあまり心配しすぎず、現在の不安な心持ちや症状については、そのまま主治医に話しておくとよいでしょう。育休明けが近づいたら、業務内容や勤務時間など、そのときの体調や生活の様子に応じて主治医に希望を伝え、助言を得るとともに、診断書などの書面で医師から職場に伝えてもらうとよいと思います。

今はあまり先の不安を膨らませず、出産を控える今を心地よく過ごすことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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