Question
長引く「ものもらい」の治し方
半月ほど前からものもらいができていて、右のまぶたの腫れや痛みがあります。市販の目薬を差しているのですが、症状が長引いています。治す方法を教えてください。
女性/20代
2023/11/13
Answer
一般に「ものもらい」と呼ばれるものは、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)といいます。麦粒腫は、まぶたの縁にある脂腺などに細菌が感染して起こる化膿性の炎症です。最初はまぶたの縁の皮膚が赤く腫れ、かゆみや痛みを伴います。うみが出てしまえば、症状は軽快しますが、それまでの間は、無理にうみを押し出そうとしたり、強くこすったりすると炎症が広がることがあります。
ご相談者の場合、市販の目薬を使用しているものの、症状が軽快しないご様子なので、眼科を受診されるとよいかと思います。
治療は、原因菌として黄色ブドウ球菌がもっとも多いため、これに効果のある抗菌薬を症状の程度によって点眼や眼軟膏として用います。症状が強い場合などは、内服薬が用いられる場合もあります。化膿が進んで、表面に膿をもった点(膿点)がみられたら、切開してうみを出す(排膿)処置を行うケースもあります。
麦粒腫は細菌による感染が原因なので、目の清潔が大切です。不潔な手で目をこすったりしないことが予防となります。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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ものもらい
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