Question

LDLコレステロール値は、高コレステロールの食品を減らせば下がる?

健康診断でLDLコレステロール値が上がり、基準を超えてしまいました。卵など、コレステロールの多い食品を減らせばLDLの値は下がりますか? とったほうがいい食品はありますか?

男性/40代

2023/11/08

Answer

体内のコレステロールの多くは肝臓でつくられています。食事から摂取するコレステロールは、肝臓でつくられるコレステロールの3分の1から7分の1程度です。体内のコレステロール量にはフィードバック機能があり、食事でコレステロールを多く摂取すると、肝臓で合成される量が減るなど、調整されています。しかし、食習慣や運動習慣の影響で代謝障害が現れると、血中脂質異常を起こし、LDL(悪玉)コレステロール値や、中性脂肪値が高くなったりします。

LDLコレステロール値を改善するための食事には、以下のような注意点が挙げられます。


●脂質のとり方に注意する……動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸やコレステロール、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸の過剰摂取は、LDLコレステロールを増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らすことがわかっています。飽和脂肪酸やコレステロールの過剰摂取を控えるためには、脂身の少ない肉類を選び、肉類、乳製品、卵をとりすぎないようにし、トランス脂肪酸の多い菓子類や加工品は控えます。一方、魚類に多く含まれる不飽和脂肪酸は血中の中性脂肪を減らす作用があります。積極的な摂取を心がけましょう。

●食物繊維はしっかりとる……食物繊維には、LDLコレステロールの低下作用があります。食物繊維が多い、大豆製品、野菜、海藻類、精製度の低い穀類、きのこ、いも類などは十分にとるようにします。

●抗酸化食品を意識してとる……動脈硬化を予防するために、野菜や果物など抗酸化成分を含む食品を意識してとりましょう。

●コレステロールを多く含む食品は控えめにする……コレステロールを多く含む食品には、卵(卵黄)、肉、肉や魚の内臓(レバー、あん肝など)、しらす干し、ししゃも、魚卵(いくら、たらこなど)、いか、たこ、えび、うなぎなどがあります。これらの食品を多くとりすぎないようにしましょう。


コレステロールを多く含む食品の摂取量が、血清コレステロールに及ぼす影響は個人差があるので、控えることでコレステロール値に変化が現れるかどうか様子をみる必要があります。頻度については明確な決まりはありませんが、今よりも減らすことでLDLコレステロール値が下がるのであれば、摂取頻度に気をつけたほうがよいと思われます。

動物性脂肪を控え、大豆、魚、野菜、海藻、きのこ、果物などを組み合わせた和食は、動脈硬化性疾患の予防に有効です。和食中心の食生活を心がけるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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