Question

健診結果で中性脂肪値が低めだが、問題ない?

健康診断で、前回は基準値内だった中性脂肪(TG)の数値が基準をやや下回っていました。中性脂肪が高いとさまざまな病気のリスクがあると聞きますが、低い場合は何か問題がありますか?

女性/20代

2023/10/27

Answer

私たちのからだは、食事によって摂取したエネルギーを活動などで消費しています。一方で、摂取エネルギーが消費されずに余ると脂肪として体内に蓄えられ、中性脂肪(TG:トリグリセリド)となります。

健康診断の前には食事を控えるため、脂質検査での中性脂肪の数値が普段より低くなることが多いようです。このように食事の摂取量が少ないと中性脂肪は低くなるほか、やせている人も中性脂肪値が低い傾向がみられます。


一般的に、中性脂肪の低下が病気でない場合は、低下した数値を増加させる必要はないと言われています。そのため、経過観察することが多いですが、栄養面に問題がある場合は、食生活を見直す必要があります。適正な中性脂肪値を保つには、1日3食を栄養バランスよくとり、適度な運動を心がけるなど生活面を整えることが大切です。食事の目安は以下のとおりです。


【1日の食事の目安】

●主食(ご飯・パン・麺など)……ご飯(中盛り)なら1日に3〜4杯程度。

●主菜(肉・魚・卵・大豆料理など)……1日に3皿程度。

●副菜(野菜・きのこ・いも類・海藻など)……1日に5皿程度。

●牛乳・乳製品……牛乳なら1日にコップ1杯程度。

●果物……みかんなら1日に2個程度。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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