Question

肺気胸の手術から1年後、肺の辺りに痛み

数年前に肺気胸の胸腔鏡手術を受け、術後の経過観察は順調に推移していました。主治医から調子に変化などがあれば連絡するよう指示を受けていて、1年ほど通院していなかったところ、最近肺の辺りに痛みなどが出ています。3カ月前の健康診断では問題なかったのですが、再受診したほうがよいでしょうか?

男性/30代

2023/10/19

Answer

肺気胸の手術を受けられたにもかかわらず、肺の近辺の痛みがあるとのこと。

まず、気胸の治療と再発、専門医療機関での経過観察についてご説明します。気胸は、胸腔内に空気が貯留し、肺の組織が潰れた状態です。気胸は、起こる仕組みによって自然気胸、外傷性気胸、その他の疾患による気胸などに分類されます。自然気胸は、若年男性に多くみられます。


気胸の治療は、肺の状態、初回の気胸か気胸の再発か、片側の肺の気胸か両側の肺の気胸かによって異なります。気胸の再発は約30%です。胸腔鏡下手術を受けられた場合は、4%程度まで再発率を下げることができます。気胸の手術後、残った肺に気胸が再発するリスクが残ります。気胸の手術後は経過観察の通院が必要です。


健康診断を受けた際には、問題なかったとのことですが、気胸は呼吸器の専門の医療機関での経過観察が必要です。そして、主治医は異変や再発が見込めるようならば連絡するように説明しています。肺近辺の痛みが続いている場合は、再受診をおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /

関連するキーワード

胸痛
治療後のケア
経過観察

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。