Question

片頭痛の治療と改善法

10日ほど前から頭の右側に頭痛が起こるようになりました。痛みは数分続きます。歩行時や排便で力んだとき、就寝中の寝返りなどの際に、ズキズキする痛みが強くなります。脳神経外科でのCT検査は異常がなく、片頭痛と診断されました。鎮痛薬とトリプタン製剤を処方され、服薬から6~7時間は痛みが治まるものの、それ以上になると痛み出します。症状の改善のためにできることはありますか?

男性/30代

2023/10/14

Answer

片頭痛は、片側(時に両側)性で、ズキズキするなどの拍動性の頭痛が起こります。歩行、排便で力んだとき、寝返りなどの動作で頭痛は増悪します。血管性頭痛とも呼ばれ、脳の血管の一部が収縮し、血液の流れが悪くなり、その反動で血管が広がるときに痛みが起こるとされています。片頭痛は、一定の時間が過ぎると(特にひと眠りすると)自然に治まりますが、繰り返すこともあります。痛みの程度には個人差があり、日常生活の支障になるほどの症状を現す場合も多くみられます。


治療は、薬物療法が中心です。通常の鎮痛薬のほか、ご相談者が処方されたトリプタン製剤という片頭痛に特化した治療薬を用います。トリプタン製剤は血管収縮作用や抗炎症作用をもち、片頭痛に対して一定の効果が期待できます。

片頭痛発作が起きたときには安静を保ち、なるべく早く薬を飲みます。どの薬を使用するかは、主治医と相談して決めておきます。発作が頻回に起こる場合は、予防薬を用いることがあります。予防薬の必要性についても、主治医と相談して選択してください。


片頭痛の治療には「頭痛ダイアリー」が有効とされています。頭痛やそのほかの体調、服薬の状況、食事、イベントなどを記録するもので、自身の頭痛を客観的にとらえることができ、例えば発作のきっかけになる行為や状況を知ることができる、服薬状況を把握することで薬の飲みすぎで起こる「薬剤乱用頭痛」を予防できるなどのメリットがあります。日本頭痛学会のサイトからアクセスできるので、つけてみることをおすすめします。最初は書き方のポインなどトについて主治医からアドバイスをいただくとよいでしょう。


一般的に片頭痛は、短期間で改善される病気ではありません。発作の誘因として、ストレス、睡眠不足、騒音、人混み、アルコール、特定の食品(チョコレート、チーズ、赤ワインなど)、女性の場合なら月経などが挙げられます。

頭痛ダイアリーでご自分の発作の誘因を知り、それらの行為や状況を避ける、日ごろから体調をベストに保つためにストレスや疲労を軽減する、規則正しい生活や睡眠をとる、軽い運動の実践、バランスのよい食事をとるなどを心がけてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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