Question

ほてりと月経不順が気になる

3カ月ほど前から、急に上半身が熱くなって顔がほてる症状が現れました。その後、月経不順になり、婦人科を受診。妊娠はしておらず、ホルモンバランスが崩れているとのことでした。次回もホルモン値の確認で血液検査などを行う予定ですが、今まで月経は規則正しかったので早期に閉経するのではと不安です。

女性/30代

2023/09/23

Answer

月経が乱れる原因には、女性ホルモンの分泌が関わっています。女性ホルモンの分泌は、体重の変化(ダイエット)、ストレス、疲れ、偏った食事など、ちょっとした環境や生活のリズムの変化で変調をきたしやすく、一時的に月経量が減る、周期が乱れることなどがよく起こります。月経不順で3カ月以上月経がない、出血量が極端に少ないか多い状態が続くなどがみられたら、一般的に婦人科受診がすすめられます。


ご相談者は婦人科を受診してホルモンバランスの乱れを指摘されており、次回の受診で再度血液検査をするとのことなので、しばらくその主治医のもとでホルモンバランスを取り戻す治療を続けられてはいかがでしょうか。ほてりも月経不順も長期に継続しているわけではなさそうで、早期の閉経、あるいは将来の不妊の可能性に直結するようなものではないと思われます。

女性ホルモンのバランスも、ほてりの症状も、自律神経の乱れが誘因になることがあります。ご相談者の場合も、仕事や家事での過労やストレスから、自律神経が乱れて起きているのかもしれません。

生活習慣や食事について、以下のような点を工夫してみることをおすすめします。


●1日に3食をきちんととる……からだのリズムを整えるには食事をきちんととることが大切。特に朝食は抜かずに食べましょう。

●食事は主食(ごはん、パン、麺類など)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜・海藻・きのこ類など)がそろったバランスのとれたメニューを意識する。

●エストロゲンと似た働きをするといわれるイソフラボンを含む大豆製品や、丈夫な骨を作るために必要なカルシウム・ビタミンDを意識してとるようにする。

●アルコールや脂肪・砂糖の多いものは、控えめにする。

●体調に合わせて歩くなどの適度な運動を……手軽で長続きできる運動や散歩などで適度にからだを動かすと、血行がよくなり、自律神経を整えてくれます。気分転換にもなってストレス軽減効果も。


月経のことを心配しすぎると、精神的に負担がかかり、回復に影響する場合があります。前述のように月経周期は小さなきっかけで乱れることがあります。規則正しい生活習慣と栄養を考えた食事を心がけて続けていただき、今後も婦人科の主治医と相談しながら、心身を整えていくようにしてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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