Question

乳がんの再発予防にはイソフラボンを控えるべき?

昨年、乳がんの乳房全摘術を受けました。再発の可能性の説明もあり、予防策を試していきたいと思います。食事については、多くの情報があってわからなくなっています。再発を防ぐには白米、いも類、菓子類などの糖質制限が重要と聞きました。また、納豆のイソフラボンは女性ホルモンと似た作用をするので、女性ホルモンの受容体にポジティブなタイプの乳がんでは、大豆製品を食べないほうがいいとも聞いており、アドバイスをお願いいたします。

女性/40代

2023/09/13

Answer

糖質制限やイソフラボンのことなど、乳がんの再発を防ぐ食事法をご自身で調べられたのですね。

近年、米やパン、麺類などの穀物、砂糖や糖類の入った飲み物、いも類など、糖質を多く含む食品を制限することが、がん予防や治療に有効であると提唱している一部の医師がいることは事実です。また、進行再発したがんに対し、糖質の摂取を極端に減らし、代わりにたんぱく質と脂肪分を多くとる食事の有効性を調べる研究が進められるなどしています。

一方、このような食事が、すべてのがん患者さんに有効かどうかは現時点では証明されておらず、治療の妨げになる可能性もあり、自己判断での糖質制限はすすめられません。


イソフラボンについては、再発リスクを減少させる可能性があると考えられる半面、弱いエストロゲン作用から再発リスクを増加させる可能性もあるとされています。一般的には、通常の食事(納豆や豆腐などの大豆製品)で摂取する以上に、サプリメントや特定保健用食品など、通常の食品以外で大量に摂取しないほうがよいと考えられています。


ご相談者は主治医がおられるので、糖質やイソフラボンの摂取を控える必要があるのかを確認されてみてはいかがでしょうか。とくに乳がんのホルモン受容体が陽性だった場合、通常の大豆食品も避ける必要があるのかという点は、病理検査の結果など、個々の患者さんの状態をもとに判断される内容なので、必ず主治医に相談されてください。


なお、基本的には、乳がん患者さんに対する食事制限は特にありません。特定の食品を避けたり、極端に食べすぎたりすることなく、栄養のバランスを第一に考え、おいしく食べて、体力・免疫力を低下させないことが大切です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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