子どもが夏休み明けから登校していない
小学生の子どもが夏休み明けから学校に行かなくなってしまいました。無理に登校させないほうがよいとも聞いたことがあり、どう対応したらよいのか困っています。これからもずっと学校へ行けなくなってしまったらと思うと、とても不安です。
女性/40代
2023/09/08
夏休みのあとに学校に行くのが少し憂うつになるというのは、おそらく多くの方が経験してきたことでしょう。ただ、実際に行かなくなってしまうと非常に心配ですよね。ご相談にもあるように、お子さんの状況によっては、無理に登校させることが必ずしもよい結果つながらない場合もあるので、対応が難しいところだと思います。
子どもが学校に行きたくないという背景には、何かしらの原因があるはずですよね。親としては焦りや不安もあると思いますが、いったん落ち着いて、なぜ行きたくないのか、お子さんの気持ちをゆっくり聞いてみてはいかがでしょうか。
例えば、夏休みの宿題ができていなくて不安、生活習慣が乱れていて起きられないなど、子ども自身の問題なのか、学校で嫌なことがある、友だちとトラブルがあるなど、学校にまつわる問題なのか、話を聞きながら整理することも大切になると思います。場合によっては複数の原因が重複していたり、お子さんが本当のことを言えないという可能性もあるので、早急に決めつけずに少し時間をかけてコミュニケーションを取ることが必要になるでしょう。
その上で、どうすればそれが改善されるかを考えていくことになると思います。宿題や生活習慣のような子ども自身の問題であれば、家庭の中でもできることがあるかもしれません。先生への伝え方を一緒に考えてみる、生活リズムを整えるなど、学校に行きやすくなるようにサポートできるとよいと思います。一方で、学校での問題を抱えているときには、学校とも相談して連携を取りながら考えていけるとよいでしょう。お子さん自身がスクールカウンセラーなどに相談できるとよいですが、難しいようでしたら、親のほうで相談してみることをおすすめします。
いずれにしても、学校に行けない状況が長引くときには家族だけで抱えずに、学校やスクールカウンセラーに相談しながら、お子さんに合った方法を探っていくことが大切かと思います。置かれている状況やご本人の性格、原因などによって、一人ひとり最適な対応は異なってくるので、焦らずゆっくりとお子さんと向き合ってみてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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