Question

消化器症状を繰り返し体重減少

ダイエットはしていないのに、この2年で10kg近く体重が減り、食欲不振で食事量も減りました。職場のストレスは心当たりがあります。便秘と下痢を繰り返し、時折、食後に腹痛、胃の不快感などが起こります。胃カメラや腹部超音波(エコー)検査で異常はないものの、症状があり、他の検査も受けたほうがよいか迷っています。過敏性腸症候群などを疑ったほうがよいでしょうか?

男性/30代

2023/09/07

Answer

体重減少、食欲不振、下痢や便秘などの消化器症状に繰り返し苦しまれているようです。ご相談者は内科で必要な検査を受けておられるので、診察や検査結果をもとに症状に対する治療方針は、引き続き主治医とご相談していく必要があるでしょう。

ご心配の過敏性腸症候群は、下痢、便秘、腹痛(部位は一定ではない)がおもな症状です。そのほかにもストレスが関連し、器質的には異常がみられないものの機能的に障害がみられる消化器疾患が複数あるので、ご不安も含めて医師に相談し、詳しい検査が必要かどうか、経過観察や再受診、再検査などについてもアドバイスを受けるとよいでしょう。


身体症状が精神的な原因から起きることも少なくありません。職場のストレスは心当たりがあるとのことで、心療内科受診の必要性があるかどうかも主治医にご相談されてよいと思います。

症状が続き、そのことで悩まれていることは事実なので、今後の対処法については早めに相談なさってください。また、職場内外の心理相談、カウンセリングなどを利用し、現在の職場のストレスについて、専門家のサポートを受けながら対処を考えていくのも有効かもしれません。


日ごろの体調管理としては、規則正しい生活習慣、バランスのとれた食事、適度な運動と睡眠時間の確保、ストレスをためないように気分転換が大切です。食欲が出ず、1回の摂取量が少ないと感じるときは、食べやすいものを少量ずつ補食として取り入れてみることもよいでしょう。例えば、おにぎりやバナナ、栄養補助食品(バー状のもの、ビスケットにクリームがサンドされたものなど)といった簡単につまめるものを準備しておくとよいでしょう。食べるのが難しければ、飲むヨーグルトや豆乳、ジュースなど、エネルギーが補える消化のよい飲料などもよいでしょう。便秘や下痢症状がある場合は、炭酸飲料や冷たい飲み物、香辛料、アルコールなど消化管を刺激するものは控えます。

運動や気分転換の方法は好みがあるので、自分に合った無理のない方法をみつけていくことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

食欲がない
体重減少

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。