子どもが学校生活に適応できるか不安
子どもが小学3年生になった際、クラス替えがあり、もともと人見知りでクラスメイトとなじめず、よく腹痛を起こしたりしました。どうやら話す相手もいなかったようで、せめて1人の時間がつらくないように自分の好きなことをして過ごすようアドバイスしました。しばらくして子どもが明るい顔で帰宅し、友だちができたと報告してくれました。休み時間に好きな漫画のキャラクターを描いていたら、周りの子が声をかけてくれたそうです。おかげで、その後は腹痛を訴えなくなりました。ただ、今回はうまくいきましたが、また何かのきっかけで悪化するのではと不安が消えません。
女性/30代
2023/08/12
お子さんが学校になじめず、落ち込んでいたり、体調にも影響が出ているときは、親として本当に心配かと思います。また、親しい友だちがいない状況であれば、登校がつらくなるのも無理のないことのように感じました。
そのようなときに何をしてあげられるかは、とても難しい問題です。どんなことがあっても、ご相談者はいつも味方であり、つらいときは一緒に考えようという姿勢が本人に伝わると、安心されるのではないかと思います。すでにそうされているかもしれませんが、今すぐではなくても話したくなったらいつでも相談してほしいと伝えておくのもよいでしょう。また、お子さんが学校以外のことは話をするようでしたら、できるだけコミュニケーションを取るようにして、少しでもほっとできる時間を作れるとよいと思います。その意味では今回、ご相談者のアドバイスは本当によかったと思います。お子さんを否定することなく受け止めて、前向きに時間を過ごせるように対応してあげたことで、ご本人はとても安心されたのではないでしょうか。
子ども時代には、友だちがたくさんいるほどよいようにいわれることもありますが、必ずしもそうではないと思います。大人になると気づくことですが、友だちは量より質が大切です。また、自分に合う人と巡り合うタイミングも人によって違いがあります。そういった人と巡り合えるまで、自分のペースで焦らずに過ごしていけばよいのです。お子さんにとって今回の出会いがよいきっかけとなればと思います。
また、ご相談者はそれでもまだ不安が残るとのこと。不安があると、それをなくすために準備や予防をすることができるので、それ自体は悪いことではありません。ただ、あまりにも過剰になるとつらくなってしまうので、上手にコントロールしていけるとよいです。お子さんについて相談できる家族や親族などが身近にいるようなら、一緒に考えていくようにしましょう。1人で悩んでいると、不安も大きくなるので、信頼できる人と相談しながら最善の方法を探っていけるとよいかと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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