人間ドックで「膵のう胞」の指摘。精密検査や治療の流れは?
人間ドックで、1cm程度の膵のう胞(膵嚢胞)があると指摘され、精密検査を受けることになりました。総合病院の消化器科で検査を受ける予定です。その後の流れを教えてください。心配で、検査が終わるまで落ち着きません。
男性/50代
2023/08/03
人間ドックで、1cm程度の膵のう胞があることがわかり、正確な診断が出るまで落ち着かない気持ちになるのも、もっともなことと思います。膵臓は、胃の裏にある細長い臓器です。また、のう胞とは、袋状のものの中に液体の成分がたまったものをいいます。のう胞は、膵臓の内側にも外側にもできることがあり、数は1個のことも複数の場合もあります。大きさは、ミリ単位から10cmを超すものまでみられます。症状はなく、健診の際に偶然発見されることが多いといわれています。
のう胞には、膵臓の炎症などによるものと腫瘍などによるものがあります。のう胞が見つかった場合は、まず大きさや形、膵管と呼ばれる管の太さなどを調べるために、超音波(エコー)検査や造影剤を使った腹部CT・MRI検査のほか、より精密な検査として超音波内視鏡検査などが行われます。
精密検査で、どのようなのう胞かがわかり、治療方針が決まります。状態により経過観察となることや、手術をすすめられることもあります。経過観察の場合、その人によって受診の間隔と検査の内容が変わります。
精密検査まで不安で落ち着かないことと思いますが、気分転換や規則正しい生活を心がけて過ごし、診察時には、ご相談者の現在の状態や今後の方針について、心配なことは医師に遠慮なく相談するとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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