中性脂肪とLDLコレステロール値が高く再検査に
脂っこい食べ物が好きで、栄養バランスなどをあまり考えずに食事をとっていたところ、健康診断で中性脂肪とLDLコレステロールが基準値を超え、再検査(C判定)となりました。この場合、検査を受けたほうがよいでしょうか?
男性/20代
2023/07/26
まず、健康診断の結果、再検査をしたほうがよいのかについては、結果が一時的なものかもしれませんが、健診医の判定に従って再検査を受けることをおすすめします。
参考までに、健診の結果の判定は、健診機関が独自に決めています。一般的にC判定は、経過観察を意味することが多いです。経過観察の間隔(1カ月後・3カ月後・6カ月後・1年後など)が健診結果に記されていない場合には、1年後に健康保険を使って受診するか、健康診断で経過をみていくのかの選択となることが多いようです。詳細は、健診機関に直接問い合わせていただくことをおすすめします。
検査前の注意としては、脂質には、総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪があります。朝食だけでなく、前夜に遅くまで食事をしたり、アルコールを飲んだ場合は、中性脂肪値が高く、コレステロール値が低くなる場合があり、正しく評価できません。正確な血清脂質の測定には、検査前日の高脂肪食や高カロリー食を慎み、禁酒し、12時間以上絶食した後の早朝空腹時の採血が必要なので、注意してください。
次に受診すべき診療科は、お近くの内科になります。健診結果をお持ちになることをおすすめします。
脂質異常症の改善には、食事と運動に対する注意が重要です。以下、再検査までに生活で改善できることを挙げておきます。ご参考になさってみてください。
●食事……まず1日の摂取エネルギー量を適正にすること。肥満がある場合は肥満解消が重要。炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、食物繊維などのバランスがとれた食事をとるようにする。
●運動……食事とともに大切なのが適度な運動で、体脂肪を燃焼させて、肥満やトリグリセライド(中性脂肪)値の改善に効果的。また、HDLコレステロール(善玉)を増加させる。運動には、酸素をたくさん消費する有酸素運動が効果的(おすすめはウォーキング)。気軽に無理をせず続けることが大切。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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