夏休みの子どもの生活リズムの乱れが心配
子どもが夏休みに入って、ゲームやネットの時間が長くなり就寝が遅く、朝はなかなか起きてきません。長期休みの後は学校に行き渋ることが多く、今から心配です。どのようにしたらよいのでしょうか?
女性/30代
2023/07/20
子どもにとって長期の休みは、心身の休息やリフレッシュのためだけでなく、学校以外で様々な体験をする機会を持つためにも、とても大切な期間ですよね。その一方で、生活リズムが乱れたり、偏った生活スタイルになったりするという側面もあると思います。そのような状態が続くと休み明けがつらくなり、学校に行きにくくなってしまいますよね。
子どもの頃を思い返すと、私たちの中にも同じような経験をした方は多いのではないでしょうか。ある意味、皆が抱える課題ともいえるのかもしれません。
子どもの年齢にもよりますが、子どもが自分一人で適切な生活のルールを作り、それを守ることはなかなか難しいと思います。そのため、親や育児に関わる周囲の人が子どもとよく話し合い、お互いが納得のできるルールを作っていくことが大切になるでしょう。
できれば、休みに入る前にそういった話し合いの場を設けて、ルールを設定することが望ましいと思います。ただ、子どもにとっては楽しみとなる夏休みなので、あまりに厳しすぎたり一方的なルールはかえって逆効果になる可能性もあります。子どもが自主的に守れるよう、子どもの気持ちにも耳を傾けつつ、親として譲れる部分と譲れない部分を伝えながら話し合えるとよいですね。
また、心のエネルギーの低下や自信の喪失などが、学校に行き渋る原因となることもあります。休み中に普段できないような体験をしたり、子ども自身が楽しい、うれしいと感じるような経験をして、休み明けも前向きな気持ちを保てるよう心のエネルギーチャージをすることができるとよいですね。
学校が始まる1週間前ごろから、学校に行くときと同じような生活リズムに戻していき、心とからだの準備をしていきましょう。
お子さんにとってよい夏休みとなるよう、工夫してみてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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