Question
がんの経過観察での検査が不十分では?
夫が腎臓がんの手術を受け、現在は経過観察を行っています、半年おきに受けるCT検査では、骨盤から胸までの範囲となっており、それ以外の部位に転移・再発する可能性はないのか不安です。ほかの部分も人間ドックなどで検査するほうがよいのでしょうか?
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女性/50代
2023/06/26
Answer
一般的に、がんの治療を受けたあとは、治療後のからだの状態や、がんの転移・再発の有無を確認するために、定期的に検査を行います。転移や再発を早い段階で見つけることで、手術を含めたさまざまな治療が選択できるからです。
腎臓がんの場合の定期検査は、CT検査やMRI検査、超音波(エコー)検査の画像検査が中心です。検査の種類や時期は、病気の状況をふまえた上で、担当医と相談しながら決めていきます。
がんはおもにリンパ管や血管を通して転移を引き起こします。そのため、リンパの流れが集まるリンパ節や、血液の豊富な臓器には転移しやすくなります。また、がんの種類によって、転移しやすい場所はある程度決まっているといわれ、腎臓がんは、肺、肝臓、骨です。そのようなことから、CT検査も焦点を絞って行われていると考えられます。
腎臓がんの原因は、はっきりとわかってはいませんが、喫煙や食べすぎ、運動不足といった生活習慣が関係すると考えられています。健康に過ごし、生活習慣を見直す機会を持つという意味では、人間ドッグを受けることは、大いに意義のあると思います。基本的な検査に加えてどのような検査を受けるとよいか、主治医と相談して検査メニューを選択してもよいと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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腎臓がん
人間ドック
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