赤ちゃんの足がうっ血。予防策は?

2023/07/02
1歳の子どもを連れて買い物に行きました。ベビーカーにのせていたのですが、荷物が増えたため、抱っこひもを使用しました。帰宅後、子どもの両足がうっ血し紫色っぽく変色していました。しばらくして元に戻ったのですが、この症状は抱っこひもの締めつけによる一時的なもので、特に受診の必要はないでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
外出から帰宅したら、お子さんの両足がうっ血していたことに気付いたとのこと。
赤ちゃんの足は、両ひざと股関節が十分曲がったM字型で、外側に開いてよく動かしているのが好ましく、赤ちゃんの理想の姿勢はM字型開脚とされています。うっ血の原因の1つに、抱っこの際に理想の姿勢のM字型開脚ができていないことが考えられます。赤ちゃんを正面から抱くと、両ひざと股関節が曲がったM字型開脚で 親の胸にしがみつく形になります。この正しい抱き方は、コアラが木につかまった形であることから「コアラ抱っこ」とも呼ばれています。抱っこは、正面抱きの「コアラ抱っこ」をしましょう。
また、ほかのうっ血の原因の可能性としては、長時間無理な姿勢で抱いてしまっていたり、太もも周りがきつかったり、足の付け根がずっと圧迫され続けて血流が悪くなってしまったり、赤ちゃんの体格に合わない抱っこひもを使用していたなどが考えられます。
うっ血予防としては、抱っこひもの使用時は太ももが窮屈になっていないか確認し、血流が悪いと感じたら、使用時間を短めにするとよいでしょう。一時的なうっ血の場合は、現在、特に問題がなければ医療機関への受診は必要ないと思われます。


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