Question

鉄欠乏性貧血に。鉄剤の副作用の見極め方は?

2週間前に鉄欠乏性貧血と診断され、鉄剤(クエン酸第一鉄ナトリウム)を飲み始めました。副作用として膨満感とげっぷがあるものの、今のところ継続して服用できています。しかしこの先、副作用が強まらないか心配です。

女性/30代

2023/06/11

Answer

鉄欠乏性貧血の改善に用いられる鉄剤の副作用として、悪心・嘔吐、食欲不振、胃痛、下痢、便秘、腹部膨満感などの胃腸障害がよくみられます。とくに空腹時に起きやすく、服用量が多いほど胃腸障害の頻度が高くなるといわれています。そのため、食後に少量の服用から開始するのが一般的です。


副作用の現れ方は個人差が大きく、服用を続けるうちにからだが薬に慣れ、副作用が軽減することもあれば、逆にひどくなっていくこともあるようです。副作用が軽度であれば、貧血の治療を優先して服用を続けることが多いと思いますが、副作用の症状が強い場合は、投薬を中止する・減薬する、あるいはほかの薬への変更を検討するなどの方法がとられます。


ご相談者は現時点で副作用が強く出ているわけではないようです。しかし強く感じるようになったら、主治医に相談して、鉄剤の副作用かどうかの見極め、用法や用量の見直し、薬の変更などを確認してもらうといいでしょう。

服用を続けたほうがよいか、服用方法は問題ないかなどをご確認されるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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