前兆のある片頭痛があるとピルは使えない？

一般的に、脳血管障害（脳卒中など）が発生しやすくなるため、低用量ピルは、前兆を伴う片頭痛の患者さんは禁忌、前兆を伴わない片頭痛の患者さんは慎重投与となっています。片頭痛の前兆としては、閃輝暗点（視界にギザギザした光などが現れること）がよく知られています。

ご相談者の場合、前兆はないものの、頭痛と同時に視界がまぶしく感じられることがあるとのこと。この症状が前兆（閃輝暗点など）を伴う片頭痛に該当するかを、低用量ピルを処方してもらう医師、あるいは専門医が在籍している頭痛外来などで相談していただくとよいでしょう。それによって、低用量ピルの服用が可能かどうかを判断いただけるかと思います。