お酒を飲むと赤くなる人とならない人の違い

2021/12/21
兄はお酒を少量でも飲むと赤くなり、弟の自分は平気です。どうして違うのでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
兄弟の違いは、アルコールの分解に必要な2型アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の働きが強いか弱いかの違いです。この酵素の働きの強さは、遺伝で決まっています。
ALDH2は、「活性型」「低活性型」「非活性型」の3つに分けられます。ALDH2がアルコールを普通に分解する働きをする場合は活性型、活性型に比べて分解が遅いのは低活性型、まったく働かないのが非活性型です。
ビールコップ1杯程度の少量の飲酒で、顔が赤くなったり、吐き気、動悸、眠気、頭痛などが起きたりする体質の人の多くは、ALDH2の働きが弱いと考えられます。日本人の約4割が、このタイプといわれています。


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