Question

超音波(エコー)検査で肝臓の異常を指摘された

健康診断の超音波検査で、肝臓の異常を指摘され、再検査となりました。15㎜程度の円形で黒っぽいものが見られるとのことでした。再検査の結果をみなければわからないとは思いますが、どのような病気の可能性がありますか?

男性/40代

2023/05/23

Answer

健診の肝臓超音波検査で医師から異常を指摘され、精密検査をすすめられたが、考えられる病気には何があるか、とのご相談について回答します。


一般的に健診の肝臓超音波検査で精密検査をすすめられる所見には、以下のようなものがあります。良性の疾患も多く、精密検査の結果次第では治療の必要がない場合もあります。

●肝血管異常

肝臓内の血管の太さや形に異常がみられますが、病的な異常なのか腹部超音波検査だけでは判断することはできないため、精密検査が必要となります。

●肝腫瘍

肝臓の腫瘍には良性腫瘍から悪性腫瘍までさまざまな腫瘍があります。良性か悪性かの鑑別のため、精密検査が必要です。

●肝内胆管拡張

胆汁の通り道である肝臓内の胆管が太くなっている状態です。総胆管胆石や胆管腫瘍などは腹部超音波検査だけでは判別が付かないため、原因は何か精密検査が必要となります。

●肝内胆管結石

肝臓内部の胆管に結石がみられます。

●肝嚢胞性腫瘍

腫瘍内部に液体を伴うものです。悪性ではないことを確認するため、精密検査が必要です。

●気腫

肝臓内や胆道内にガスが貯留している状態です。腸管・胆道等の炎症に伴うことがあり、精密検査が必要となります。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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