変形性膝関節症の手術入院の期間や費用は?
妻が変形性膝関節症を患っていて、しばらくヒアルロン酸注入など通院を続けていましたが改善せず、近く、骨切り手術をすることになりました。手術後はリハビリのため入院が必要といわれましたが、治療に必要な入院期間と、どのくらいの費用がかかるのか教えてください。
男性/70代~
2023/05/22
高位脛骨(けいこつ)骨切り術は、脛骨の一部を切り取ることで、O脚のようなひざの変形や、荷重の偏りを矯正する手術です。O脚になるとひざの内側に荷重が集中するため、骨切りにより形を整え、変形を改善させることでひざへの負荷を軽減させます。
以前は手術をしたあとに体重をかけて歩くまで長期間待たなくてはならず、入院期間が長いことが患者さんの負担になっていました。現在でも、一度切った骨が治るまでには時間がかかりますが、近年新しい手術方法と手術器具の開発が進み、術後の荷重制限の期間が大幅に短縮され、手術後早期から歩行を開始できるようになり、そのため入院期間も短縮されました。
手術内容や回復には個人差があり、リハビリ病院への転院も必要となると、もう少し長引くかもしれませんが、一般的には手術後3~4週前後で退院となるようです。
手術費用に関しては、保険内診療にかかった費用(手術料、プレートなどの費用、手術に必要な検査、処置、薬剤、リハビリテーション料など)に加え、保険外診療費(ベッド代や食事代)が必要になります。患者さんの状態、手術内容、医療機関によって差があるので、病院で直接費用の概算を出してもらうのがよいかと思います。
また、患者さんの経済的負担を軽くすることを目的とした「高額療養費制度および高額療養費貸付制度」の制度があります。手術が決まったら早めに病院の窓口やソーシャルワーカーに相談することをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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