病院嫌いの父親の健康状態を確認したい

病院嫌いで受診を拒否するお父様のからだの状態や変化について、今後どう把握し、対応したらよいかとのこと。病院が嫌いで受診を嫌がる場合、受診は本人の気持ちがないとなかなか難しく、また診察を受けないと治療に結びつけることが困難なことが多いです。

以前、診断を受けられた医療機関があれば、ご本人の体調面で気になることや心配なことについて、家族受診という形で相談することが可能な場合もあります。ただし、受診した時期によっては、診断や判断するデータがすでに保存されていないなどの理由で、具体的なアドバイスをもらえないことがあります。保険診療の有無を含めて、医療機関に問い合わせをしてみましょう。

お父様は毎日寝て暮らしており、特に趣味や楽しみもない様子なので、何か気分転換ができたり、少しでも人と関わりがもてるような場面がつくれるとよいですね。そういった意味では、デイサービスなどの介護サービスを利用するというのはよいかもしれません。

まだ介護認定を受けられていないようなので、介護サービスを受けるために、まずは住まいの自治体窓口で介護認定の申請手続きをし「介護が必要」との認定(要支援・要介護)を受けることが必要です。その後、担当ケアマネジャーを決め、どんなサービスを使いたいか、どんなサービスが必要かなどを相談しながらケアプランを作成し、それに基づき、サービスを利用します。利用できるサービスについては、介護の度合い(要支援1、2、要介護1～5)によって異なります。自治体によっては介護保険とは別に、追加で高齢者が利用できる独自のサービスを行っているところもあります。

介護サービスが必要と感じられたら、まずは市区町村にある介護保険課や地域包括支援センターに電話で相談してみるとよいでしょう。地域包括支援センターでは、高齢者の各種相談に幅広く総合的に対応しています。高齢者への対応の仕方や必要なサービス・制度に関する相談も可能なので、ぜひ利用してみてください。