Question

慢性的に頭が重く感じられる

2年前に新規案件を手がける部署に異動しました。毎日かなりの業務量で残業も多く、身体的にも精神的にも厳しい状態が続き、1年ほど前から、頭が重く感じられる症状が慢性的に起こるようになっています。最近では思考が衰えたようにも感じています。このような状態が続く場合、脳ドックなどを受けたほうがよいのでしょうか?

男性/40代

2023/05/19

Answer

1年ほど前から、頭が重く感じられる症状が続き、思考が衰えてきていると感じているとのこと。この場合、脳ドックを受けたほうがよいかというご相談について回答します。


●脳ドックがすすめられる場合

脳の病気は、自覚症状などの前触れなく発症することが多く、病気を未然に防ぐためには、高血圧や糖尿病をはじめとする発症リスクを減らすことが重要となります。脳ドックの受診が推奨されるのは、40歳以上で一度も脳ドックを受診したことがない、高血圧、脂質異常症、動脈硬化などの診断を受けている、家族や血縁者に脳卒中になった人がいる、もしくは糖尿病、高血圧の傾向がある、飲酒、喫煙の習慣がある人などになります。

●脳神経外科、神経内科の受診について

頭痛や頭に関する気になる症状がある場合に受診します。診察の結果、医師が必要と判断すれば脳の検査を行います。


ご相談者が脳ドックの受診を推奨されるケースに該当すれば、脳ドックの受診を、そうでない場合は、脳神経外科、神経内科の受診をおすすめします。


また、職場の環境から、精神的につらい思いをされている面があるので、職場の同僚や上司、産業保健スタッフ(産業医や保健師)に相談するのも1つの方法です。職場には、産業保健スタッフと呼ばれる産業医や保健師がいることが多いです。産業保健スタッフは、従業員の心身の健康を守る役割があるので、ご自身の現状や職場環境の負担など、話を聞き、力にもなってくれるかと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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