Question

膵臓の精密検査の方法は?

超音波(エコー)検査で、膵嚢胞(すいのうほう)と診断されました。幸い、後日の検査で良性でしたが、検査前に質問の機会がなく、自分がどのような精密検査を受けたのか、またどのように良性と悪性の判断をしているのか知りたいです。

男性/40代

2023/05/21

Answer

膵嚢胞があり、検査で良性だと判明したのですね。ここでは、一般的に膵臓をみる精密検査などで行われる胆膵内視鏡検査と超音波内視鏡検査についてご説明します。


胆膵内視鏡検査は、内視鏡を口から入れて十二指腸の奥まで進めます。膵管と呼ばれる消化液(膵液)が流れる場所に管を通して造影剤を流すことで、膵管とのう胞を直接評価することができるものです。悪性かの判断は、この検査で膵液を採取すると、細胞の良悪性を評価することができます。

超音波内視鏡検査は、超音波装置を備えた内視鏡で、消化管の内側から膵臓などを詳細に観察する検査です。胃カメラと同じように口から入れて奥まで進めます。細胞や組織の一部を採取し、病理検査に使います。


ご相談者が受けた検査がどのような種類かを、医療機関に確認するとよいと思われます。膵嚢胞がわかった場合は、その後も経過観察をすることがあるので、今後について(1年に1回検査が必要かなど)も含め、相談されるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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