夜勤のときにおすすめの夜食は？

夜勤業務がある人は、食事のとり方が難しいと感じることが多いようです。夜勤中の夜食のとり方についてお伝えします。

夜勤のない日は、普通に朝、昼、夕食をとり、夜勤の日もできるだけいつもと同じ時間に食事をとることがおすすめです。夜遅い時間帯は消化機能が低下するため、食べたものが脂肪として体内に蓄積されやすくなります。18時ごろの夕食をしっかりと食べることで、深夜の間食をしないで済むのであれば、それで構いません。

深夜に夜食をとる場合、食べすぎないことが大切です。また胃腸に負担がかからないものを選ぶようにします。カップ麺、インスタントラーメン、丼物、揚げ物、洋菓子、スナック菓子などは油脂や炭水化物が多く、高カロリーのため、なるべく控えましょう。おすすめはおにぎり、サンドイッチ、野菜サラダ、ヨーグルト、牛乳、野菜スープ、野菜ジュース、果物などです。

麺類、丼物などの単品料理を食べる場合は、大盛りタイプは避け、野菜や海藻、きのこなどが入った、ビタミンやミネラル、食物繊維が多くとれるものを選びます。カップ麺なら、普通サイズ以下のものにし、野菜料理を添えると、栄養バランスが改善します。ただし、カップ麺は塩分が多く含まれているので、頻繁に食べることは控えましょう。

近年の調査で、夜勤を伴う交代制勤務をしている人は、肥満や心筋梗塞などになるリスクが高まることが報告されています。通常勤務の方も、シフト制勤務の方も、健康を維持するためには1日3回、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。なおスナック菓子は炭水化物と脂肪はとれるものの、その他の栄養素は乏しく、夜間の間食としては望ましくありません。