Question

寝違えたような首と肩の痛み。自分でできる対処法は?

ここ2週間ほど、片側だけ首から肩にかけて痛みが走ります。原因に心当たりはないものの徐々に軽快していて、受診するほどではないと思います。ただ、起床時や動かしたときに痛みが増します。自分でできる対処法があれば教えてください。

男性/50代

2023/05/06

Answer

首や肩の痛みは多くの人にみられる症状であり、さまざまな原因で起こります。

特に整形外科領域の病気で起こることが多く、比較的若い年代では筋肉の血行障害や疲労、関節炎などが、中高年では頸椎や肩関節の負担が原因で生じることが多いようです。症状が進行すると首の痛みや肩こりだけでなく、腕や手先、からだのほかの部位にも影響を及ぼし、生活に支障をきたす疾患もあります。例えば、頸椎の問題によってひどい肩こりがひきおこされるケースもあります。


一般的に、痛みがあるときは安静にして無理に動かさないほうがよいでしょう。温めるか冷やすかは、炎症の有無や程度で決められます。通常、痛み、腫れ、赤みといった炎症症状が現れて数日以内の「急性期」であれば患部を冷やし、痛みが落ち着いた「慢性期」には温めます。ただし、一概にはいえないため、ご自身の感覚で気持ちのよい方法を選んでもかまいません。なお、湿布には消炎鎮痛効果のある冷湿布と患部を温める温湿布があります。急性期か慢性期かで判断したり、使ってみて経過がよいほうを選ぶとよいでしょう。


ご質問に「受診するほどでもない」とありますが、自覚症状が2週間ほど続いており、痛みの強さもあることから、医師への相談をおすすめします。起床時や動かしたときの痛みであるため、整形外科の受診が適切と考えます。頸椎の変化や肩こりなどが背景にある可能性も否定できません。


受診の際には医師に状況をよく理解してもらえるよう「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの期間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを整理して伝えるとよいでしょう。対処法もあわせて相談することで、現在の状況に応じたアドバイスが得られると思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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