心当たりのない足の痛み

筋肉痛のような痛みがすでに2週間ほど続き、歩行や座るのにも影響があるとのこと。

筋肉や腱などを酷使したときに、ご相談にあるような足の症状がみられることがあります。原因に覚えはなく急に発症とありますが、運動や作業など足の負荷になるような出来事がなかったか、再度振り返ってみましょう。こうした場合、通常は時間とともに少しずつ軽快していくと思われますが、痛みが改善しないようであれば、整形外科の受診がすすめられます。

そのほか、痛みの原因として、背骨の一部である腰椎の影響なども考えられるでしょう。腰椎に何らかの変化が生じ、腰部の太い脊髄神経や枝分かれして足へと向かう神経に触れたり、圧迫するなどの障害が加わると痛みを起こすことがあります。

このような可能性もふまえ、まずは整形外科で症状を相談することをおすすめします。

受診の際は「痛みの部位」「痛みを誘発するもしくは悪化させる動作」「痛みの変化（治まるのか続くのかなど）」「症状が起こる時間帯」など、できるだけ詳しく伝えましょう。症状の経過をまとめたメモを持参すると正確な診断につながるでしょう。