子どもの便が乾燥気味で量が少ない

通常、便の水分は大腸で吸収されるため、便が大腸にとどまっている時間によりその硬さも変化します。

お子さんの場合、毎食後に排便があるとのことから、普段は一定の水分を含んだ軟らかめの便であることが推測できます。ところが今回は、何らかの理由でいつもよりも長く便が大腸にとどまり、水分の吸収が進んだことから、水気のない便が出たものと思われます。しかし、その後に少量でも排便があり、機嫌よく過ごせているのであれば正常な範囲といえるでしょう。

医療機関の受診が必要な状態ではないと思われますが、新たに機嫌の悪さなど気になる症状が現れた場合には、小児科などを受診することをおすすめします。

ご参考までに、スムーズに便が出ないときや便秘時の対処法を紹介します。

●時計回りに「の」の字を書くように、腹部を優しくマッサージする

●食物繊維の多い食材を心がけ、たっぷりと水分を補給する

●生活リズムを整え、十分に外遊びをさせる

●トイレトレーニングを始めたら、毎日決まった時間に排便する習慣をつける

（食後にいきむなど、排便のサインがあれば便座に座らせてもよい）