逆流性食道炎の治療で医療機関の見解が異なる
ここ数年、逆流性食道炎の症状に悩まされています。1年前に胃カメラの検査のために受診した病院から、状態を確認するため再度撮影をといわれ、かかりつけ医に相談したところ、その必要はないといわれました。このような場合、どうすべきでしょうか?
女性/40代
2023/04/21
逆流性食道炎の治療について、胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)を受けている病院と、かかりつけ医の判断の違いについて、どのように受け止めたらよいかとのご相談ですね。
一般的に、逆流性食道炎は、胃液に含まれる胃酸が逆流して食道の粘膜が傷つき、ただれやびらんなどの炎症が起こる病気です。
その診療を進めるうえで特に重要なことは、症状について詳しい情報を得ることです。診断的治療といって、患者さんのお困りの症状を「胃食道逆流症診療ガイドライン」に沿って細かく伺うことで、治療を進めることができます。症状がよくならなかったり、症状が改善したのに再び悪化したり、食道粘膜傷害の重症度判定を行う場合には、胃カメラ検査を行います。
どちらの治療方針も、それぞれの医療機関でかかわってきた経過や症状や困りごとで判断されたように思われます。また、医療機関が違うために、治療の方向性や検査の目的について共有されていない可能性も考えられます。
今の症状や今後の治療について受け止めていくには、やはり病院の医師と、かかりつけ医から納得できるまで説明を受けることが大切だと思います。現在考えられる状態や今後の治療方針について、遠慮なく相談されることをおすすめします。
そのうえで、ご自身が納得できる選択をされてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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