Question

社交辞令が言えず人付き合いがうまくできない

発達障害と診断され通院中です。私はよく周りから「空気が読めない人」と言われます。相手の話に相槌を打つことが苦手ですし、人から何かをすすめられても「興味がないので」と断ってしまいます。それがもとで人間関係がギクシャクしてしまうこともありますが、思っていることを正直に伝えて何が悪いのかよく分かりません。嘘をついてまで、周りに合わせる必要があるのでしょうか……。変わりたいという思いはあるものの、どう人付き合いの経験を積んでいけばよいのかもわかりません。

男性/20代

2023/04/07

Answer

どう振る舞ってよいのか戸惑われているご様子が伝わって参りました。

本心ではないことを言うのは「嘘ではないか」と悩まれていますが、人間関係やその場のコミュニケーションを円滑に進めていくには、時として「社交辞令」としての言葉が言われます。例えば、相手から何かをすすめられたなら、「機会があったらやってみます」など。ただ、この「社交辞令」は、得意な人と苦手な人がいますので、短期間で上手にできなければいけないと思わないでくださいね。

こちら側にも感情があり、相手が望む言葉や振る舞いを状況に応じて返すことは本来とても難しいことだと思います。「ちょうどいい感じ」は、もしかすると誰にとっても問題点かもしれません。発達障害を抱えていらっしゃるのであれば、より難問と感じられると思います。


コミュニケーションで困っているのに、具体的な対処方法がわからないと途方に暮れてしまいますよね。だからこそ、そんな時に一緒に考えてくださる方がいると心強いのではないかと感じました。 ご相談者が考えている人付き合いの経験ですが、例えばカウンセリングで模擬体験するのはいかがでしょうか。専門家であるカウンセラーから、ご自身のコミュニケーションの特徴についてアドバイスを得て、気持ちの表現や伝え方を一緒に考えて行くという方法があるように思います。カウンセリングに関心があるようでしたら、主治医にカウンセリングを受けることをご相談してみてください。ご自身に合った方法を提示いただけるのではないかと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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大人の発達障害
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