Question

しゃっくりが2日間、止まらない

2日間ほど、しゃっくりが止まらないことがありました。もともとしゃっくりが起こりやすいのですが、1日以上続くのは初めてでした。しゃっくりはなぜ起こるのでしょうか? 2日間止まらなかった原因が気になります。病気の可能性もあるのでしょうか。

女性/30代

2023/04/03

Answer

しゃっくりとは、横隔膜(腹部と胸部を仕切っている筋肉)が自分の意思とは無関係にけいれんすることで起こります。けいれんに連動して収縮した声帯を空気が通るために、特有の音が発生します。ほとんどが、数分程度で治まる一過性のものですが、2日以上続く持続性のしゃっくり、さらに1カ月以上続く難治性のしゃっくりがあります。


発生には、横隔膜などの呼吸筋をコントロールする神経や、呼吸に関係する脳の部分が刺激されることが関与していると考えられていますが、はっきりしたメカニズムはわかっていません。

一過性のしゃっくりは、胃が過剰に膨らむこと(膨満)や、アルコール・熱いもの・刺激の強いものを飲食することがきっかけとなることがあります。また、過換気に伴うこともあります。持続性・難治性のしゃっくりでは、胃食道逆流症、胆のうの病気、肝炎、肺炎、脳血管障害など、全身のさまざまな病気が原因となる場合があります。


一過性のしゃっくりは、治療をしなくても治まります。気になるようなら、民間療法的な以下の方法を試してもいいでしょう。ただし、効果が認められているわけではありません。

●一定期間、息を止める

●舌を弱く引っ張る

●目をこする

●水を素早く飲む

持続性のしゃっくりは、受診が必要で、薬物療法を行うことがあります。


今回のように2日以上続くことが多い場合や、一過性にしても頻繁に起こるような場合には内科を受診して、原因となる病気がないか調べてもらうと安心です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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