頻繁な手洗いなどで手荒れ。ケアの方法は?
日頃の手洗いや消毒などの感染対策を続けていて、肌も弱いせいか、最近手荒れが気になります。手洗い後に消毒し、ハンドクリームを使っています。手洗い後にハンドクリームを塗り、最後に消毒のほうがいいのでしょうか?
女性/40代
2023/03/12
手指についた汚れやウイルスなどは洗い流すことが一番大切なため、手洗いができる場合は石けんと流水で洗えば、さらに消毒液を使用する必要はありません。手洗い→ハンドクリームの順番にされるとよいでしょう。外出先や店などで手洗いができない場合は、消毒→ハンドクリームの順番でよいでしょう。低刺激の石けんや保湿効果のあるクリームを十分に使い、乾燥を防ぐことが大切です。手が荒れているときは、水仕事の際、少し面倒でもゴム手袋などを用いると手を守りやすくなるでしょう。
手洗い・消毒の習慣で、ご相談者のように手荒れが気になり、ケアの方法に迷う方も少なくありません。手指消毒には、消毒用アルコールが適しています。アルコールを手のひらに取り、手指全体にいき渡らせ、しっかりとすり込むことが大切です。またその際、乾燥した手にアルコールをつけることが重要です。手がぬれていると消毒効果が半減してしまうからです。
手洗いや消毒後は、ハンドクリームを携帯してなるべく間をおかずに皮膚を保護し、手荒れを予防します。
市販のハンドクリームや保湿剤では効果がなく、手荒れが悪化してきた場合は、皮膚科で相談されるとよいでしょう。ひびやあかぎれなど、表皮のバリア機能が損なわれると、痛みや出血を伴うなどの症状も出て、治りにくくなります。症状に応じた薬剤を用法・用量の指導を受けてしっかりと使うほうが、早く効果的な回復が期待できます。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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