香水がきつい同僚に対処するには？

職場は日々多くの時間を費やす場所でもあるため、不快に思う環境下ではさぞご負担のこととお察しします。

職場の香水問題を従業員同士で解決するのであれば、直接本人に香水の使用を控えるよう要望を伝えることになると思いますが、個人で解決するには難しい問題のようにも感じます。同僚や上司との関係性を崩さずに快適な職場環境づくりができるよう、衛生管理者や保健師といった産業保健担当者に相談してみてはいかがでしょうか。衛生管理者は快適な職場環境を守る職務を担っており、一定以上の規模の職場にいます。

根本的な解決にはなりませんが、個人でできる対策としてはマスクの着用、空気清浄機の使用、卓上扇風機・うちわで気流を操作する、空気の入れ替えを行うなどが挙げられるでしょう。

職場レベルでは、産業保健担当者や職場環境の担当者から特定個人に向けてではなく、職場全体に対する注意喚起をしてもらう、エチケットに関するアナウンスをしてもらう、可能であれば席替えをしてもらうといった対策が考えられます。まずは担当者に現状をよく理解してもらったうえで、どう関わっていけばよいのか、職場の対策としてどのように行っていくのかを相談できるとよいですね。

また、質問内に「ひどいときには嘔吐してしまう」とあり、ご相談者の体調面が気がかりです。心身への負担が続くと、睡眠や食欲などに影響が出てくることもあります。体調不良や気になる症状が続くようなときは、かかりつけ医や内科への相談をおすすめします。においに対する快・不快には個人差があり、他の人は気にならない場合でもつらいと感じることがあると思います。においによる苦痛が少しでも和らぐよう、規則正しい生活習慣、適度な運動、睡眠時間の確保や休養を心がけてくださいね。