顔を軽く押すだけで痛む

顔の痛みがあり、症状が改善しないときは何科へ受診したらよいか、とのご相談ですね。

顔の痛みにはさまざまな原因が考えられます。眼精疲労や眼鏡の度が合っていないなどでも目の痛みとして顔の痛みと表現される場合や、むし歯による放散痛で顔面全体に痛みを感じることもあります。また、顔のなかにある副鼻腔と呼ばれる空洞の炎症などにより顔の痛みを自覚する場合など、顔の痛みのほかに伴う症状により、眼科、歯科、耳鼻咽喉科など専門診療科が異なります。

思い当たる誘因があれば、それぞれの科への受診を検討するのがよいかと思います。

顔の左右どちらか片方に痛みがある場合、神経痛も考えられます。顔の感覚を脳へ伝える神経による神経痛は、激しく短い痛みが発作的に起こるのが特徴です。

脳につながる神経を診る診療科は神経内科です。神経の痛みとして感じるようでしたら、かかりつけ医や神経内科医への受診をおすすめします。詳しい検査や他の診療科への受診の必要性などについて、一度相談してみるとよいでしょう。