暑さで寝つきが悪い

熱帯夜で寝苦しい日が続くのは、本当につらいものです。よい睡眠のためには、寝室の環境を整えることと、体を眠りに入りやすい状態に整えることが大切です。

快適と感じる室温には個人差がありますが、睡眠時の寝床内の温度は33℃、湿度は50％程度が理想的な環境といわれています。エアコンや扇風機を使用するときは、風が直接体にあたらないようにしたり、タイマーを利用するなどして、必要以上に体温を奪われないように工夫してください。

寝具は、枕はご自分の首のカーブに合ったものを選びましょう。敷布団は適度に固いものを、掛け布団は保温性、吸湿性、放湿性がよく、体にフィット感があるものが向いています。

また、睡眠モードに入りやすくするために、体の深部の体温を上げておくと効果的です。就寝時間の２～３時間前にぬるめのお風呂に入ったり、ストレッチなどの軽い運動で、体温を少しだけ上げておくと、体温が下がってくる２～３時間後に、スムーズに眠りにつきやすくなります。