就寝中の頑固な冷え。どうすればよい?
就寝中にからだの内部が冷えている気がして寝つきが悪く、途中で目が覚めてしまいます。靴下を履き、湯たんぽを使っていますが、それでも冷えてしまいます。何か効果的な対策はあるでしょうか?
女性/60代
2023/02/09
就寝中の冷えはつらいですね。温かさを求めて時間ばかりが経ち、眠ることもできず悶々としてしまう切なさをお察しします。
冷えは、からだで作られる熱量が少ないことが原因で起こります。からだの熱の約6割は筋肉で作られ、筋肉を動かすと熱が生じます。女性が男性より冷えやすいのは、筋肉量が少ないことが関与していると考えられています。
そのため、筋肉量を増やすと冷えは解消しやすくなります。普段から運動で筋肉を強化することも有効です。特に、胸やおなか、腰回りや太ももには大きな筋肉があります。集中的にこれらの部分を鍛えるといいでしょう。そのほか、血圧が低い、食生活の乱れ、不規則な生活や精神的ストレスによる自律神経のバランスの乱れ、昼間の素足や薄着などの冷えやすい服装、きつい下着で体を締めつけることなども冷えにつながることがあります。ご相談者に思い当たることがあれば、ぜひ改善してみてください。
ご相談者は冷え対策として、靴下を履き、湯たんぽを使用しているとのことですが、靴下は足を締め付けすぎていないでしょうか。過度の締め付けは血行を妨げて温まりにくくなります。ゆったりめのものがいいでしょう。
さらに、効率よくからだを温めるには、手首や足首、首筋など部位名に「首」がついているところを温めるようにします。袖が長めのパジャマやネックウォーマーなどを試してみるといいでしょう。また、おなかを温めるよりも、背中や腰などの大きな筋肉がある場所を温めるほうが効果的です。就寝1~2時間前に、背中や腰の位置に湯たんぽを入れておき、十分温まってから就寝します。
なお、湯たんぽはタオルなどでくるんでいても、直接、からだに当てると低温やけどの危険があります。ふとんを温める目的で使用するようにしてください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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