親の糖尿病性腎症が悪化。入院での透析をすすめられたが……
高齢の父のことで相談です。糖尿病性腎症が悪化し、主治医から入院して透析をするようすすめられたものの、紹介された病院は自宅から遠いうえ印象があまりよくないので入院させたくありません。どうしたらよいか悩んでいます。
男性/60代
2023/02/05
お父さまの糖尿病性腎症が悪化し、今後の治療法について悩まれているのですね。大切なからだのことなので、ご家族が心配されるのも、ごもっともなことと思います。
糖尿病性腎症は、糖尿病で高血糖状態が長く続くことによって起こる合併症の1つです。透析が必要なのは腎不全期と呼ばれる時期になっており、この時期になると進行を遅らせることはできても、状態を戻すことはできません。そのため、適切な時期に透析療法へ移行することは重要なことです。先延ばしにすると心臓に負担がかかったり、体力を消耗したりと弊害が出ます。
透析には、血液透析と腹膜透析があり、自宅で管理をして食事や水分の指示に沿って生活が可能ならば、通院して透析をする方もおられます。一般的に血液透析の場合、1回4時間以上、週に2回から3回、血液浄化のために通院します。
ご相談者の場合、透析を受けるのはご本人もご家族も了承されているけれど、紹介先の医療機関以外をお考えということでしたら、通院先の医療ソーシャルワーカーさんに相談されるとよいと思われます。入院先を探すことやさまざまな調整をしています。
透析自体を受けたくないとお考えの場合は、ご本人とご家族で再度よく話し合いをされて、最終的な結論を出されることがすすめられます。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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