歩行中に足先がしびれ、少し休むと軽快。原因は?
歩いていると足先がしびれ、少し休むと軽快して歩けるようになる、これをくり返すことが以前からあります。体重を減らさなければいけないものの、この症状のため、あまり歩けません。考えられる原因と受診すべき科について教えてください。
女性/50代
2023/02/03
ある程度の距離や時間を歩くと、足にしびれや脱力感が生じ、少し休むとそれらの症状が消失するという症状は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)といわれます。
間欠性跛行が生じる原因は、血管性と神経性に分かれます。血管性は、動脈硬化によって、下肢の動脈が狭くなったり詰まったりして、末梢の循環が悪くなることで、足先の冷感やしびれを生じます。動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、心疾患を指摘されている方でリスクが高くなるといわれています。一方、神経性では、脊柱(背骨)の変化によって腰の神経が圧迫されることで、しびれや疼痛、脱力感が起こるといわれます。
一般的に、50歳以上に多い腰部脊柱管狭窄症や、スポーツなどによる疲労骨折が影響するといわれる脊椎分離・すべり症などで間欠性跛行の症状が出ることが多いです。
ご相談者の場合、持病や、これまでの健康診断などでとくに指摘された経緯がないようであれば、まず総合病院の整形外科へ早めに相談されることをおすすめします。医師の診断のもと、必要に応じてX線やMRI、CTなどの検査を行い、診断していきます。また、必要な場合は、血管外科や循環器科、神経内科などへの紹介もしていただけると思います。さらに、具体的にできる運動の内容や、どの程度行えばよいかも、あわせて相談されてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
関連する病気
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。