常に胃が痛く、会社では息苦しさも

胃痛を起こす原因にはさまざまなものがあります。軽い痛みの場合、すぐに精密検査をするのではなく、服薬をして薬の効果をみながら症状が消失するのを待つ治療をすることがあります。しかし、症状がいつまでも残って改善しない、症状がたびたびくり返される、痛みの程度が強いなど、症状の継続や悪化がみられる場合は、くわしい検査が必要となります。

また、胃痛は、精神的な不安やストレス、疲れなどが原因で、胃をコントロールする自律神経がバランスを崩すことで起こることもあります。胃や消化器自体に特に病気がないか、ストレスや精神的な要因で起こっているのか、問診や必要な検査を行い、症状に対する治療を行っていきます。

ご相談者におかれては、胃痛が続き、息が苦しい症状も出現するということで、まずはお近くの一般内科に相談していただくことはいかがでしょうか。

なお、職場環境や仕事に対しての心配事や体調については、勤務先の産業医や保健師などの産業保健スタッフにも相談されることをおすすめします。産業保健スタッフは、従業員の心身の健康を守る役割があるので、症状や現状についてなど、具体的にお話を聞き、力になってくださるかと思います。