足がつりやすく、ふくらはぎに塊のようなものが

睡眠時に足がつる症状があるのですね。ふくらはぎに塊のようなものを指摘されることがあるとのこと。

足がつる症状は「こむら返り」とも呼ばれています。症状は、足の筋肉がけいれんを起こして、硬くなり、強い痛みを伴います。薬剤や病気の影響で起こるほか、健康な状態でも運動時や冷え、疲れ、夜間なども起こりやすいといわれています。

こむら返りの大部分は、心配のないことがほとんどですが、血糖値の問題、肝機能の問題、脱水や下痢などによる電解質の問題、薬剤の影響などが時々あります。頻繁につる症状が起こる場合には、内科、あるいはかかりつけ医への相談をおすすめします。

一方、下肢静脈瘤は、足のふくらはぎを中心とした静脈が浮き出たようにふくらみ、うねった状態になります。一般的な症状としては血管が浮き出る以外に、痛み、だるさ、熱感、けいれん、腫れ、かゆみ、皮膚の色素沈着（皮膚の色が変わる）などがあります。

下肢静脈瘤の専門は血管外科になります。血管外科は規模の大きな病院にあることが多いので、まずはかかりつけ医や内科で診察を受けるのもよいかと思います。内科では、特定の器官を診察するのではなく、からだ全体を総合的に診察します。下肢静脈瘤の症状なのか、ほかの原因も考えられるのか、どのような治療が必要なのかなどを相談するといいでしょう。