Question

ももの裏の痛みが治まらない

1カ月以上前から、左のももの裏側の痛みが取れません。今のところ生活や週末の運動に大きな支障はないのと、肌が弱くて湿布を貼るとかゆみが出るため、何もしないで様子をみていますが、受診したほうがよいでしょうか?

女性/40代

2022/12/25

Answer

1カ月以上続く左もも裏の異常について、原因や予防、対処方法についてご説明します。

足にはたくさんの筋肉が集まっています。その筋肉に酸素を供給するため、多くの血管も集まることから、足は第2の心臓ともいわれています。歩くと筋肉は収縮と弛緩を繰り返します。そうすることで体力、筋力ともに増してくるのですが、急な運動、普段と違う筋肉の使い方をすると、筋肉痛や関節痛の原因になることがあります。


もも裏の筋肉は、ハムストリング筋といって、いくつかの筋肉が集まっています。スポーツによる肉離れを起こしやすい筋肉です。運動前後のストレッチングで、少しずつからだを動かして温めていきましょう。腰部から下肢後面のストレッチングは、ひざを曲げないようにして上体を前に曲げます。手の指先を無理に足のつま先につけようとせず、自然に届くところまでで止めます。

足をよく使った日は、入浴でからだ全体を温めたり、入浴後のからだが温まっているときに行うストレッチングにより、筋肉痛やからだ全体の疲れが軽減されます。


急に運動を始めると、筋肉や関節、心臓がびっくりして、からだに負担をかけることになります。いつもよりからだへの負荷がある場合には、冷たいタオルで使った筋肉を冷やす(ふくらはぎや太ももの筋肉)、消炎鎮痛薬入りの塗り薬やスプレーを使い、軽くマッサージするだけでも、あとから起こる筋肉痛を減らすことができます。


痛みが強く、腫れや熱感を伴い、日々改善しないような症状があれば、整形外科を受診してください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

足の痛み
整形外科
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。