Question

変形性股関節症の手術後も続く痛みやしびれ

約7カ月前に、左の変形性股関節症で寛骨臼回転骨切り術を受け、退院後から左足・股関節の痛みやしびれが徐々に出始め、強くなってきました。特に歩行訓練の開始以降、痛みの強さや頻度が上がり、現在も症状はあまり変わりません。退院後の検診で主治医に聞くと、坐骨神経による影響と思われ、時間経過とともに軽減されてくるはずとの回答でした。そこで、手術後1年の検診までは様子をみていてよいか、またはセカンドオピニオンや神経性傷害など他科・他病院を受診したほうがよいか、助言をいただきたいです。

女性/60代

2022/12/09

Answer

7カ月前に、左の変形性股関節症で寛骨臼回転骨切り術の治療を行い、その後の療養に関する相談ですね。ご相談者の具体的な情報がないため、相談内容から推測できる範囲でお答えします。


変形性股関節の寛骨臼回転骨切り術は、その手術法から、坐骨神経への影響が起こり得る術式です。足首の関節の背屈(つま先をすねに近づける)ができていれば、運動まひはないと考えるので、一般的に経過は良好です。痛みやしびれなどの感覚神経への影響は、手術から1年ほど経過すれば症状は徐々に軽快していくことがほとんどです。


神経の回復を促す点では、ビタミンB群(B1やB12)の摂取がすすめられます。ビタミンB群を多く含む食品の例として、貝類(あさりや、はまぐりなど、調理した際のスープも摂取する)、魚、海藻類、豚肉などが代表的です。ビタミンB製剤を処方されているかもしれませんが、食事でとることが望ましいと考えます。


リハビリについては、現時点では痛みやしびれの症状につきあいながら、無理のない範囲で続けることが大切です。主治医の説明通り、引き続き経過をみることでよいのではと思います。ご相談者としては経過が長く感じられると思いますが、じっくり焦らず療養することが望ましいでしょう。

セカンドオピニオンを得ることについては、患者さん本人がよりよい治療の選択をするという視点で、治療に関する疑問を解消できるなどのメリットがあり、希望される場合は、受けることも選択肢です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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