Question

進行がんを患う親類を在宅支援するには?

親類ががんになり(2種のがんがあると診断)、体調を崩して自力での生活が困難になったと娘から相談を受け、私の家で支援することになりました。私は一人暮らしで娘が中心となって面倒をみると言っていますが、急なことでよく話し合いができていません。本人のからだの変化を含めて、今後の大まかな流れを把握したく、以下について助言をお願いします。

①ステージ3~4のがんの一般的な残りの寿命(生存率)

②介護状態となった際の相談窓口

③本人が通院を拒否している。病状が悪化した際、救急や病院側が受け入れてくれるか。通院による病状把握が必要か

男性/60代

2022/12/07

Answer

親類の方ががんを患い、ご家族で支援を考えているのですね。今後の見通しがわからない中で、介護をしていこうとしている決意を感じました。


【①について】

病期(ステージ)とは、がんの特徴を示すものです。がんの場所や大きさ、広がり方、がん細胞や組織の性質などで、がんによって病期が異なり、さらに細かく分類されています。生存率とは、がんの治療成績を示す指標の1つで、5年相対生存率、10年相対生存率があります。平均的なもの、確率なので、各々の方に当てはまる値ではなく、さらに施設によって公表されているものと違うこともあります。親類の方は2つのがんの診断を受けたとのことですね。どちらが先にできたがんなのか、他にがんがあり、転移したものなのか、治療はしていたのかなどによっても経過は異なります。個別性の高い内容なので、ここでの回答は難しい状況です。


【②③について】

●受診先の医療相談室

通常、総合病院などの規模の医療機関であれば、医療相談室があり、ケースワーカーや看護師などの担当者が医療や療養の相談に対応しています。がんの診断後、今後の治療の受け方や地域のサービスの受け方、ご家族が心配していることなどの相談が受けられます。がんの診断を受け、通院していた病院に問い合わせて相談してみてはいかがでしょうか。

●がん相談支援センター

全国にあるがん拠点病院に「がん相談支援センター」があります。ここでは、がんに関する治療や、療養中の生活、地域の医療機関などについて、ご本人やご家族の方、そこの病院を受診していない方でも無料で相談することができます。

●居住地の自治体窓口

がんの病状が進行し、生活していくうえで何らかの介護が必要になったとき、介護保険の第2号被保険者(40~64歳)として、介護保険のサービスを受けることができます。お住まいの市区町村の介護保険の窓口に相談してみてはいかがでしょうか。在宅で介護を考えていて、ご本人が治療を拒否していることから、今後の治療や病状が悪化したときの受け入れ先などについても相談ができます。


介護サービスを受けることになれば、ケアマネジャーに相談しながら、身体介護や生活介護、訪問看護など、必要な計画を立ててもらうことができます。また、本人の状況により、病状が悪化した場合は、在宅医療を受けることも可能で、治療が難しい状況のときには、緩和ケア(痛みや苦痛等をとる治療)などを受けることもできます。在宅で介護、看護をする際には、いろいろと迷うことも起こります。そのようなときには、地域のさまざまな支援者に相談していくとよいと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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