字を書くときの疲れない姿勢は?

字がうまくなりたくて、ここ最近、書く練習を多くするようになったため、肩や首の痛みに悩まされています。正しい姿勢や書き方のコツ、肩の痛みを和らげる方法があれば教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
まず、正しい姿勢についてご紹介します。背すじを伸ばして安定した姿勢がとれるよう、足をぴったりと床につけて座り、ひざがお尻の位置よりわずかに高くなるようにいすの高さを調整します。字を書くときのポイントは、あごを引いて背すじを伸ばすこと。背中が丸まって机に覆いかぶさるような姿勢にならないよう、注意しましょう。
字を書く動作ではどうしても前かがみの姿勢になり、首、肩、腰に負担がかかってしまいます。適度に休憩をとりながら、同じ姿勢が続かないようにすることも大切です。
続いて、肩や首の痛みを緩和する対処法をご紹介します。
●長時間同じ姿勢をとり続けない
なるべく30分ごとに席を離れ、肩や首などを気持ちよいと感じる程度に動かしましょう。席を離れることができない場合は、座ったままの姿勢でできるストレッチを行うだけでも筋肉の緊張が和らぎ、血行がよくなります。両肩の上げ下げ運動や、両手を組んだまま腕を真っすぐ伸ばし頭の上まで引き上げるストレッチがおすすめです。
●入浴や手湯で血流をよくする
入浴時はしっかりと浴槽に浸かりましょう。手浴をする場合は、バケツや洗面器などに41~42℃の湯を張って10分ほど手を温めます。ひじまで入れれば5分でも十分に温まります。手浴後には手首をよく動かし、マッサージを行うとさらに効果的です。
●からだに合った寝具を選ぶ
自然な姿勢を保てる枕の高さや、からだが沈み込まない適度な布団の硬さなど、寝具を見直してみましょう。背骨をまっすぐに伸ばせる寝姿勢が理想的です。
●血行を促進するビタミンEの摂取
アーモンドなどの種実類、小麦胚芽、かぼちゃ、サーモンやまぐろ油漬けの缶詰には、血行をよくするビタミンEが含まれています。一方、甘いものや脂っぽい食事に偏ると血行が悪くなってしまうため、控えめを心がけましょう。
こうした対処法を試しても2週間以上痛みが続いたり、しびれなどの症状がみられる場合は、医療機関を受診する目安になります。近くの整形外科の受診を検討するとよいでしょう。


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