肺のう胞(ブラ)の疑いとは?
胸部X線検査で右肺尖部-肺のう胞(ブラ)疑い、と診断されたのですが、どういう意味でしょうか? 検査結果でB判定とあり、受診は必要ですか? 特に自覚症状はありません。以前、心電図でB判定があり「完全右脚ブロック」となっていたことがあり、それも少し気になっています。忙しく受診もできていませんが、この点も含めてアドバイスをお願いします。
男性/30代
2022/11/01
健診結果の判定は、各健診機関が独自に決めていますが、一般的にB判定は、軽い変化があるものの、日常生活に差し支えのない範囲とされています。肺のう胞(ブラ)とは、肺に袋状の空胞が生じて、その中に空気がたまっているもので、胸部X線の画像では黒っぽく映ります。一般的によく見つかる所見ですが、まれに大きくなったり、のう胞の中で化膿したりする場合もあるので、年1回の経過観察がすすめられます。
また、以前の心電図結果についてB判定「完全右脚ブロック」があったということですが、今年度の心電図はいかがだったでしょうか。心臓は拍動(収縮と拡張)をくり返し、全身に血液を送る働きをしています。刺激伝導系と呼ばれる電気回路を通って伝わり、拍動を起こします。
右脚は右心室へ電気を伝導しますが「完全右脚ブロック」は右脚への伝導が途絶えた状態です。心臓病の有無とは関係なく起きることが多く、あまり心配のいらないものといわれますが、心臓の病気で起きる場合もあります。今年の心電図の結果が異常でなければ様子をみてよいと思いますが、今年の結果に再度「完全右脚ブロック」と診断があった場合は、胸痛や胸の違和感などの症状が出たら循環器内科での相談をおすすめします。いずれも定期的な検査を欠かさず、経過をみていきましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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