Question

発達障害の特徴に当てはまる部下への対応は?

発達障害のADHD(注意欠陥・多動症)の特徴に当てはまるような行動が多い部下のことを気にかけています。細かい注意を払えない、不注意からよく失敗する、注意を持続し続けることが難しいなどの特徴が当てはまっています。当人はADHDの存在を知らず、自覚もしていないと思います。今の段階でするべきこととやってはいけないこと、気をつけておくべきことなどがあれば教えてください。

女性/30代

2022/10/24

Answer

部下にADHDと思われる特徴があるとのこと、業務指示等がしにくく、指導に苦労されていることと推察します。まず、似た傾向があるとしても、医師の診断を受けていないのであれば、ADHDと断定することはできません。また、仮に診断されたとしても、部下の業務上の課題がADHDという発達障害によるものという説明はできますが、課題は残ります。


質問にあるように、ご相談者は部下の特徴について全般的に把握しておられるようですね。今後考えられる対応としては、すでに配慮いただいていることかもしれませんが、できるだけ苦手な業務を任せないこと、メモを取ることを指示し、忘れない工夫をさせること、そのためのサポートをすることなどが挙げられます。


また、部下の得意とすることはないでしょうか。発想力に富んでいたり、新しいことにチャレンジすることに抵抗感がなかったり、興味ある分野には没頭できたりするなどの傾向はありますか。


ご相談者は、この部下のことについてどなたかに相談されていますか。発達障害と思われる部下への対応は、苦労が絶えないものです。上司だからといって、1人で抱えることなく、人事の方などに相談されつつ対応されることをおすすめいたします。


最後に、部下自身も、自分の傾向に気づいているかもしれません。機会がありましたら、本人にも相談等の利用をすすめてみてはと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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