Question

コロナ下も職場で共用タオルを使用

職場ではコロナ下でもいまだにトイレで共用タオルを使用しています。タオルは毎日社員が手洗いをしますが、安全とはいい切れません。上司に相談しましたが「使っている人がいるから」と取り合ってもらえません。どうしたらタオルの使い回しを中止してもらうことができるでしょうか?

女性/20代

2022/10/25

Answer

職場において、トイレの共用タオルの使用で、新型コロナウイルス感染症の感染リスクが高くなることをわかってもらうにはどうしたらよいかとのこと。コロナ感染は、ウイルスを含む飛沫が口、鼻や目などの粘膜に触れること、またはウイルスがついた手指で口、鼻や眼の粘膜に触れることで起こります。

したがって、感染を予防するためには、手洗いや身の回りのものに付着したウイルスの数を減らすことが有効です。コロナ感染の可能性を考えると、使い捨てのペーパーに替えるなど、人と共有するものを減らすことができればより安心・安全と思われます。


タオルを毎日手洗いするだけでは衛生面においても不十分で、人と共有しなければならない場合は、消毒などのきちんとした対策が必要です。身の回りのものの消毒・除菌は、熱水、次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系漂白剤)、アルコール消毒液による消毒が有効です。食器や箸などは、熱水(80℃の熱水に10分間さらす)でウイルスを死滅させることができます。


一般的に職場の環境のことは、職場の上司や産業保健スタッフに相談する方法で解決の糸口が見つかりやすいようです。職場の上司にはすでに相談されたようで、トイレの共用タオルにおける適切な感染予防対策ができていない旨を同僚や産業保健スタッフ(産業医や保健師)、あるいは社内に新型コロナウイルス感染予防対策を担う部署があれば、その担当者などに相談してみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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