3カ月続く軟便は更年期症状?
3カ月前から軟便が続いています。毎朝で、水溶性の便のときもあり、腹痛はありません。激しくゴロゴロという音がするので、ビフィズス菌製剤を飲み始め、おなかの音は落ち着きましたが、軟便は治らず今に至ります。おならのにおいが強く、これも更年期症状の1つでしょうか?

女性/40代
2022/10/22
3カ月前から軟便の症状があるとのことで、医師の指示で投薬治療などを受けていませんか。治療によっては、便が軟らかくなるなどの作用をともなう薬もあるので、処方薬を内服されている場合は、主治医への相談が必要です。また、過去に腹部の手術を受けたことがある、腸閉塞など消化器疾患の入院治療経験があるなどの場合も、かかりつけ医への相談が必要でしょう。
そのほか、日常の習慣が便に影響することもあります。アルコールやカフェインを多くとることは、水様性下痢の原因にもなります。これらの摂取を一旦やめてみても症状が改善されない場合は、かかりつけなどの内科への受診をおすすめします
生活に取り入れられる軟便の対処法としては、過労を避け、規則正しい生活を心がけること。水様便のときは、腸管を刺激する食物繊維の多いもの(おもに野菜類)や脂肪分の多い食事を避け、白米やうどんなどのでんぷん質を中心に消化のよいものを、よくかんで食べましょう。軟便のときの食事は、繊維の多い野菜などは火を通して切る、よくかんで食べるといった工夫がおすすめです。
更年期障害は、女性ホルモンの変化により自律神経が乱れ、症状が現れるものです。腸も自律神経によりコントロールされているので、下痢症状がないとはいいきれませんが、消化器系の病気がないかを確認することが先と考えられます。
更年期障害は、ほてりなどのホットフラッシュ、肩こりなどほかの症状をともない、症状に波があることが特徴です。症状により日常生活に支障をきたす場合は、婦人科で相談しましょう。
ビフィズス菌製剤の使用とガスのにおいが現れる時期が重なっているとも考えられるので、ビフィズス菌製剤によって腸内細菌の状態が変化したとも推測できます。
気になる症状が3カ月も続いており、生活面を見直ししても変わらないようであれば、かかりつけ内科を受診してはいかがでしょうか。かかりつけが特にないのであれば、お近くの消化器内科や胃腸科、内科を受診され、治療や生活面の注意について相談されるとよいでしょう。
医師の診察を受け、腸の病気ではないことが確認されたら、便の性状を過度に心配しないようにすることも大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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