亜急性甲状腺炎の完治診断後も不安
亜急性甲状腺炎を発症し、完治と診断を受けました。しかし、採血でTSHとTG-Abで高値の結果が出たにもかかわらず問題ないといわれました。検査が十分なのか、リンパや甲状腺のがんなどではないかと不安です。追加で調べたほうがよい項目等があれば教えてください。精神的なもののせいか常に体がだるい感じもあり、心配です。
男性/30代
2022/10/15
亜急性甲状腺炎の既往があり、完治の診断を受けたものの、その後の採血結果から、何か病気が隠れているのではないかと心配されているのですね。常に倦怠感もあるとのことで、不安が募るのも無理はありません。亜急性甲状腺炎は、甲状腺に炎症が起きる病気で、おもにウイルス感染によると考えられていますが、原因がわからないこともあります。一般的な症状は、発熱、倦怠感、動悸、多汗、体重減少などの全身症状と甲状腺部の痛みや腫れなどです。これらの症状と、血液検査、超音波(エコー)検査などから診断がつきます。
ご相談者は、血液検査でTSH(甲状腺刺激ホルモン)とTg-Ab(抗サイログロブリン抗体)が高値だったとのことですが、この2つの数値が高いことで、すぐにリンパや甲状腺のがんを疑う必要はないと思われます。心配な場合は主治医に相談し、さらに超音波やその他の精密検査を申し出てはいかがでしょうか。疑問があれば、まずは率直に主治医に尋ねてみてください。
また、日頃から感じる倦怠感は甲状腺からきている症状なのか、心理的な要因なのかは自覚症状だけではわかりにくいと思います。からだの病気がないことがわかったら、精神的な要因を考えていくとよいでしょう。基本的に十分な睡眠や栄養をとり、疲れすぎない生活習慣をつくること、時折、気分転換を図ることなども大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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